悠木 碧『トコワカノクニ』インタビュー Vol.1 悠木 碧 インタビュー

lis_lisreso_yuki_aoi_01_sy常に独自の世界観を追求し、新たな表現による作品を生み出しているアーティスト・悠木 碧。2016年12月14日にリリースされた3rdプチアルバム『トコワカノクニ』は、すべて“声”のみでつくりあげるという、実に大胆で冒険的な試みを行なっている。声優として、アーティストとして、“声”による表現の可能性に挑んだ今作は、一体どのようにして作られたのだろうか?

今回の特集は、悠木 碧、今作ですべての作詞を手がけた作詞家の藤林聖子、作品のプロデューサーである佐藤正和、この3人の中心人物にインタビューを行ない、『トコワカノクニ』ができるまでを多角的に捉えている。

ではまず悠木 碧へのインタビューから始めよう。“声のみでつくりあげる”という発想はどこから生まれたのか?今作ではどのようなイメージを表現したかったのか?またそのイメージを具現化するためにどのような作業を行なったのか?……アルバムの制作過程を追いながら、初回限定盤に同梱される5.1chサラウンド音源の体験談やミュージック・ビデオ撮影時のエピソードを交え、音楽に対する自身の姿勢や創作活動におけるコミュニケーションについての話まで、深く詳しく語ってくれた。

■悠木 碧『トコワカノクニ』インタビュー Vol.2 作詞家・藤林聖子 インタビューはこちら
■悠木 碧『トコワカノクニ』インタビュー Vol.3 フライングドッグ 音楽プロデューサー・佐藤正和 インタビューはこちら
■悠木 碧『トコワカノクニ』の作品レビューこちら

Interview & Text By 高橋 敦
At FlyingDog

 

通常ジャケット

■01|でもその声がいくつも重なったときには何かぞくっとする

──今回のプチアルバム『トコワカノクニ』には、“声のみでつくりあげる”という特別な要素があります。制作にも時間がかかったのではないですか?

悠木 碧 実は“声”だけの作品という発想は私と佐藤正和プロデューサーの間には前々からあって、研究といいますか準備は以前より進めていました。それを作品として形にする見通しが立ったのは前作『イシュメル』の制作をしている頃ですね。

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1stフルアルバム『イシュメル』(2015.02.11

──1stフルアルバム『イシュメル』のリリースは2015年の2月でしたね。

悠木 それで『イシュメル』のリリース・イベントのとき、ファンの方の前で「声だけでアルバム作りたいんですよね」って話をペロッとしてみて、様々な反響をいただいたんです。中には「それって誰もやってない作り方というわけではないし、声ばかりの似たような曲が集まった作品とか悠木さんには作らないでほしいです」みたいな声もあったんですけど、「私がやったら全然違うものができる」って自信があったので、この制作に向けて実際に動き始めました。

──その作り方自体がポイントなのではなくて、その作り方で悠木 碧の作品を作ったら絶対に面白い、そういうことですか?

悠木 そうです!例えば山下達郎さんやビョークさんは声だけで素晴らしい作品を作られています。でもそれは他の人があまりやらなかった手法で作られたから素晴らしかったというわけではなく、声だけで表現したその内容が素晴らしかったということですよね。私も同じで、他の人と違うことをやりたくて声だけで作ったわけじゃなくて、今回はいつもとは違ったやり方、声だけで私の音楽を表現してみたいって思ったんです。

──悠木さんはこれまでのどの作品でも、悠木 碧ならではの独特な世界観を描き出してきました。今回、声だけでつくる「私の音楽」として思い描いていたのはどういったものだったのでしょうか?

悠木 そのときに私の中に浮かび上がってきたビジュアルというかイメージは、桜とかの枝垂れている枝に、蝶々がいっぱい鈴生りに群がっているみたいなものでした。

──枝垂れ桜の、その桜の花の代わりに蝶の群れが垂れ下がっているようなイメージですか?

悠木 そうそうそうそう。中南米の森の木に蝶がいっぱいくっついてるのってテレビとかで見たことありませんか?蝶って単体で見たり遠くから見たりすればすごく綺麗なものじゃないですか?なのに群れているのを近くで見たときにすっごい気持ち悪いっていう。

──そのビジュアル・イメージと“声のみでつくりあげる”音楽のイメージが悠木さんの中で重なったわけですか?

悠木 音楽のすべてを声だけで作ると、ひとつの声だけを聴いたときは女の子の声だし、気持ち悪いとは感じないと思うんです。でもその声がいくつも重なったときには何かぞくっとする。その映像のイメージと音のイメージが私の中でリンクして、そういうものが作りたいんだよねっていう話になっていったんです。

 

■ 02|見たときもかわいらしいっていうことにもこだわってくださっていて、その配合率がぴったりなんです

──その最初のイメージから、プロジェクトはどのように進んでいったのですか?

悠木 まず楽曲面では、声だけで作るっていうことを私もプロデューサーも作曲家さんもしたことがなかったので、手探りの状態でのスタートでした。納得のいくものが出来上がってきて、曲が揃うまでにはかなり時間がかかりましたね。そちらは主にプロデューサーと進めていった部分です。

──「そちら」と並んでもうひとつ、大切な部分があるんですね?

悠木 もうひとつは全曲の作詞を担当していただいている作詞家の藤林聖子さんと進めた、世界観を共有するためのディスカッションです。この作品のストーリーやキャラクターの具体的な設定は、そのディスカッションで細部まで決めていったんです。

──藤林さんとディスカッションを重ね、作品の世界観を深く掘りこんでいくのは『イシュメル』のときにもされてましたね。その際に悠木さんは言葉だけではなくメモやイラストも使って、藤林さんに世界観やキャラクターのイメージを伝えていたそうですが、今回もそのようにですか?

悠木 はい、そうです。今回だと先ほどお話しした「鈴生りに蝶が群れている」みたいなイメージでつくりたいっていう話を最初にして、そこから話が派生してですね、「白いキメラ」と『ビジュメニア』のときの女の子のお話にしようっていうふうに決まりました。で、この「キメラ」が今回かなりのキーになってくるキャラクターなので、そのキャラクターの設定から詰めていきました。

──シングル『ビジュメニア』にも登場しているあの女の子と並んで、今作の主人公となるキャラクターが「キメラ」なんですね。

悠木 それで藤林さんに私が思っている「キメラ」のイメージを伝えると、キメラってどのぐらいの大きさ?どんな性格?どのぐらいのかわいさなの?どんな体温をしていてどんな声でしゃべってるの?……って次々に質問をしてくれるんです。

──この段階のディスカッションはどういう歌詞にしようという話ではなくて、悠木さんが提示したイメージを具体的に膨らませて、その世界観を共有しましょうというディスカッションなんですね。

悠木 藤林さんも「どういう歌詞にしたいですか」っていう感じではなく、「この子はどんなものが好きなの?」「休みの日は何をしてるの?」ってキャラクターとして聞いてくださるんですよね。そこから私が「休みの日だったら昼寝をしているのが大好きで」とか、「お日様をすごく好きだけどすぐ日焼けして痛くなるからたぶん日陰にいます」とか、そういう細かい設定を話したら、それを受けてキメラのキャラクターを膨らませてくださるんです。

──設定をもらえばもらうほど藤林さんの中にイメージされるキャラクターもより具体的な姿になって、どんどん動き出すんですね。

悠木 ストーリーとキャラクターをより明確に形作ってくださいますし、歌詞を読むだけでその世界の匂いとかがしてくるような言葉選びをしてくださる。しかも選ぶ言葉がとてもかわいらしくて耳心地もいい。さらに見たときもかわいらしいっていうことにもこだわってくださっていて、その配合率がぴったりなんです。

──「見たときもかわいらしい」というのは、「耳で聴く音としてだけではなくて、目で見る文字としての印象もかわいい」ということですか?

悠木 文字として見たときにかわいいこともすごく重要です。だからたまに「この漢字かわいくないんでひらがなにしてください」みたいなお願いをすることはあります(笑)。でも内容に関しては藤林さんを信頼しているので、私からここをこう変えてくださいということはほとんどありませんね。

 

■03|縛りがあったところで私たちが表現したいものができなくなるわけじゃない

──藤林さんとのディスカッションでキャラクターやストーリーに明確なイメージや姿を与えて、彼らが動き出す準備ができました。そこからそれに具体的な歌詞や音を当てていく段階になるのでしょうか?

悠木 藤林さんとのディスカッションにはプロデューサーや他のスタッフさんも同席していて、プロデューサーを通じて作曲家さんたちにもキャラクターやストーリーを共有してもらいます。そのディスカッションで世界観やキャラクターが固まりまして次は、今回はだいたい6~8曲と想定していたんですが、その曲数を仮定したときにそれぞれの曲では何をテーマにしていきますかっていう話になるんです。

──その6~8曲のミニアルバムというサイズ感は、早い段階で決めていたのですか?

悠木 人の声ってすごく情報量が多いので、声だけの作品で45分とか50分になると息切れしちゃうんじゃないかなって。それで“プチアルバム”でいこうと判断しました。聴き終えたときにちょっと物足りないかなってくらいがちょうどいいよね?って。食べ過ぎもよくないっていう(笑)。

──それはたしかに(笑)。

悠木 だから一曲一曲もあえて短くしています。元々はもっと長かった曲もあったんですけど、作曲家さんに「一曲でこの長さだとプチアルバムとして作品全体が出来たときにすごく重たくなってしまうので」とお願いして、ぎゅっと縮めていただきました。

──悠木さんは本作も含めて“プチアルバム”、一般にいうところのミニアルバムの作品数が多いですよね。シングル、プチアルバム、アルバム。それぞれについての考え方を聞かせていただけますか?例えば収録曲数の少ないシングルにアニメ作品とのタイアップ曲がひとつ入ると、悠木さんが思い描くご自身の世界観とのバランスが難しくなるのではありませんか?

悠木 意外とそれはそれで楽しくもあるんです。縛りがひとつあることで気持ちが盛り上がったり、発想が広がったり(笑)。そんな盛り上がりもありつつ、シングルには塗り重ねていく楽しさみたいなものがあって、一枚でいかに見せていくかというのを考えるのが面白いです。

──対してプチも含めてアルバムの面白さというと?

悠木 アルバムには、いろいろな曲をレイヤーとして重ねていって、すべてを重ねたときにどういう世界が見えるかっていう面白さがあります。どちらにも面白さがあって、表現したいテーマとの相性もあるんですよね。例えば今回のテーマにはレイヤーを重ねるやり方が合います。だからシングルじゃなくてアルバム。でもフルじゃなくてプチ。先ほど言いました、声の情報量とのバランスでの判断です。

──アルバムについての「曲ごとがそれぞれのレイヤーでもあり、レイヤーを重ねたときにアルバムとしてひとつの世界が見える」というのを聞いて、とてもしっくりきました。悠木さんのアルバムにはアニメの世界観に沿った曲も入っていて、その曲の世界もアルバム全体の大きな世界の一部として自然に取り込まれている。それはそういうことだったのかと。

悠木 今までずっと、作品にはコンセプチュアルなストーリーを持たせてきました。ですので、アニメからの別のストーリーが入ってきたとしても、それを崩したくはないんです。それに縛りがあったところで私たちが表現したいものができなくなるわけじゃない。その表明として、アニメ作品の世界観も私の作品の世界観に確実に取り込んでいます。また私は縛りがある方が盛り上がる面もありますし(笑)。そこはむしろ望むところで、積極的にやっていこうとさえ思っています。

 

■ 04|「何かごはんくれる」ってついて行ってしまうぐらいには迂闊(笑)

──ではここからは6曲それぞれのテーマ、実際の歌詞や曲で表現されているストーリーやキャラクターなどを順に紹介していただけますか?

悠木 じゃあ2曲目から話しますね。2曲目「サンクチュアリ」は蝶々の歌です。今回の作品の本当に最初からのイメージなので、その蝶々の歌から始まります。で、3曲目「マシュバルーン」がえのきの歌。

──なるほ……え?そんなさらっと「えのきの歌」とか言われましても(笑)。

悠木 実は~(笑)。「えのきってよく見ると気持ち悪いよね」っていう(笑)。食べるのは好きなんですけど、私。でもえのきを上からすごい近くで見ると気持ち悪いんですよ。

──小さなものがぎゅっと集まってる感の気持ち悪さですか?

悠木 そうそうそう。集合してる気持ち悪さってありますよね?っていうのがあって。そして、4曲目の「鍵穴ラボ」は『ビジュメニア』の少女を他の観点で捉えたときのストーリーといいますか。

──リスナーにとってこの「鍵穴ラボ」の最後は、今回のプチアルバムの中でも特に息を飲まされる場面のひとつだと思います。

悠木 あ、よかったです(笑)。それまで後ろを向いて作業をしていた女の子がぐるっと振り返って、鍵穴から覗いていたキメラの方を向くっていう。

──怪談話の最後みたいな(笑)。その瞬間、鍵穴から女の子を覗いているキメラとしての歌声が、とてもうれしそうな声になりますよね?

悠木 それもその瞬間までのストーリーがあるからなんです。『ビジュメニア』の少女は白いものが好きで、誰にも理解してもらえずにずっと孤独で、白いものを自分の部屋の中に集め続けて、いつか全部を白くしてやろうって研究をしてるんですけど、そんな中でこのキメラに突然、出会う。

──本当に真っ白なキメラに。

悠木 入り込んだ森の中で元々白く生まれてきている謎の生き物に出会って、その子に恋をするわけですね。言葉も通じないし感覚もまったく違うんだけど、全部白いしこの子がとにかく私の理想だと。それでこの子を夫に迎えるんです。家に連れてきて鍵をかけた部屋でその子の白さを研究する、そのときのストーリーが「鍵穴ラボ」です。

──この白い森の中では、白が大好きだけど彼女自身は白い生き物ではない、『ビジュメニア』の女の子の方が異質なんですか?

悠木 『サンクチュアリ』の歌詞は『ビジュメニア』の女の子がこの森に誘なわれてくるときのお話とも捉えられますよね。でもこのキメラの方も実は元はどこかの国の王子様で人の言葉もわかっていたんだけど、この白の世界に毒されて白くなったっていう設定もあったりするんです。どちらの視点でも見られる曲になっています。

──設定を本当に作り込んでいるんですね。

悠木 はい(笑)。あとですね、この黒い方のキメラはまだちょっと人の言葉がわかるときなんです。で、白い方がもっと侵食されて人の言葉がわからない、より動物的になった姿という設定になっています。

──黒い方というのは通常盤アートワークの髪だけは黒いキメラ、白い方というのは初回限定盤の髪まで真っ白なキメラですね。

プリント『トコワカノクニ』初回限定盤ジャケット

悠木 言葉のわかるわからないの話には「マシュバルーン」からの流れもあります。この世界には白い生き物って意外とたくさんいて、白くなったからといって、キメラは誰ともしゃべれなくなったわけじゃないんです。白いもの同士ならしゃべれるので。なので森の白い仲間たちと一緒に仲良く楽しく暮らしている。そこに女の子がやってきて出会うというのが「マシュバルーン」のストーリーで、そこからの「鍵穴ラボ」なんです。

──キメラたちからしたら「あれ?白くなくてしゃべれないのが来たぞ?」ということに?

悠木 白くない生き物には言葉が通じないので。でも、あの女の子は自分のことをわかろうとしてくれてるしすごく優しい、ということはわかる。キメラの感覚は犬や猫みたいなものなので。「何かごはんくれる」ってついて行ってしまうぐらいには迂闊(笑)。

──女の子はそのキメラにすごく懐かれたわけですね。

悠木 すごい懐いているので無警戒についていって、女の子がいつか全部を白くしてやろうって研究をしている「鍵穴ラボ」に行くんです。

── 「鍵穴ラボ」に続いての5曲目「レゼトワール」は、このプチアルバムのリードトラックですね。たしかに「 “声だけでつくる”ってどういうことだろう?」と不思議に思っている人には、まずこの曲を聴いてもらうのがわかりやすいと感じました。

悠木 この「レゼトワール」がいちばん声が重なってる歌なんです。なので特徴的かなと思います。ストーリーは、研究所に来たキメラの子と女の子が全然違う言語で全然通じない話をめちゃ楽しくしてるっていう話です。

──言葉は通じてないのに楽しそうって、言葉をしゃべり始める前の子供同士でもありますね。大人から見ると「なんとなく成立してるっぽい……」という感じの。

悠木 何かよくわかんないけどこの子とこの子は仲がいいぞ、みたいな(笑)。そういう何となく成立してるっぽさ。だからこの子たち全然違う話をしてるけどふたりともすごく楽しいし、そのコミュニケーションをふたりともすごく特別なものに思っている……というのが、私から見てもとてもラブラブなんです(笑)。

──そして最後の6曲目は「マシロキマボロシ」です。

悠木 最後なのですが実はこの最後の「マシロキマボロシ」と1曲目の「アイオイアオオイ」っていうのが、最後から最初に戻ってループしてもらうとわかるんですけど、同じ音の曲なんです。

──それで「じゃあ2曲目から話しますね」だったんですね。同じメロディの曲なのはわかりますが、それだけではない仕掛けもあるんですか?

悠木 あるんです!でも答え合わせはしないで皆さんにお任せしておきますね。私のファンの方々、優秀ですし(笑)。

 

■ 05|これが私のコミュニケーションであり、これまでの一枚一枚すべてが私の名刺ですって言える作品なんです

──そういったストーリーやその背景にある設定は、楽曲のアレンジなどにも反映されているのですか?

悠木 作曲家さんにはレコーディングの現場に来ていただいているのでそのときに、歌詞のストーリーを改めて共有するんです。すると作曲家さんも「そういうストーリーならここにも台詞を入れてみよう」「ここには音をもう少し足した方がいいかも。逆にここは引いた方がいいのでは?」みたいな提案をしてくれるので、それをその場で反映したりもしました。

──キャラクターやストーリー、世界観を共有してそれを形にするんだということを、声が収録されるその瞬間まで徹底しているんですね。すると作曲家さんもレスポンスをくれる。

悠木 それを共有できているとどのセクションの方も、「じゃあこういうふうにしたらこの場面やこの子の表情がもっと映えるんじゃない?」っていうアイデアをぽんぽん出してくださるんですよ。

──レコーディング現場でのストーリーの共有というのは、皆さんに歌詞を見てもらって悠木さんから言葉で補足する、というようなことですか?

悠木 それとあと、最初に藤林さんとお話をしたときに私、キーキャラクターであるキメラのイメージ・イラストをささっとは描いていたんです。そのイラストを改めてきちんと完成させてレコーディングに持っていきました。「こんな感じの子です」っていうビジュアルも共有してほしくて。

──悠木さんのイラストって、そのままアニメやゲームの設定資料にも使えそうなクオリティですよね。それを使って自分のイメージをビジュアルで周りに伝えることができる。それは悠木さんの音楽制作において大きな力になっているように思えます。

悠木 あ……重要ですねぇ。私そもそもアニメに声を当てる声優なので、アニメのキャラというビジュアル・イメージありきの存在なんです。なのでアニメーションやイラスト・イメージ、2Dの中のものが3Dの温度を与えられる瞬間の重要性を強く感じています。だから私にとっては、その温度を与える前の2Dの世界観をまず共有することは、音楽を作るうえでもとても大切なんです。

──ビジュアル・イメージの共有が重要だからこそ、ビジュアルそのものであるイラストもその手段として活用しているんですね。

悠木 授業中に落書きばかりしてたことがこんなふうに役立つ日が来るとは(笑)。でも自分の伝えたいことのここがわかってほしいというピンポイント、それを伝えたいっていうそこへのこだわりが、本当にちっちゃい子供のころからずっとあって。イラストにしたらわかってもらえるのか、言葉の選び方を工夫したらわかってもらえるのか、話す音程を変えてみたらわかってもらえるのか、身振り手振りをつけたらわかってもらえるのか。そういう一個一個を試して積み重ねて、ちょっとでもいいから私の感情のここを理解して!っていうのはすごくあって。

──使える手段は全部使って、ですね。

悠木 全部使いたい!コミュニケーションをとるうえでのツールは全部使いたいっていうタイプなんです。それが音楽活動にも生かされている……あふれているのかなと思います(笑)。

──形にするのは音楽だけれどそれを形にするために、イラストを描いて、言葉を選んで、コミュニケーションをしてと、悠木 碧のすべての能力を投入している。悠木さんの音楽活動はそういうものなんですね。

悠木 これが私のコミュニケーションであり、これまでの一枚一枚すべてが私の名刺ですって言える作品なんです。そういうものをつくるんだっていう私の想いを確実に受け取ってくださる、様々なセクションの方々に恵まれているおかげもあって。

──特に今回は「声だけでつくる」という容易ではないテーマでしたから、それも受け止めてくれる方々の存在も一段と大きいのでしょうね。

悠木 「こういうものをやりたい!」って私が決めたときにはそれをやらせてくれるスタッフさんたちです。これまでの作品を作ってきた中で紡がれてきた関係もあって「今回もやらせてあげたい」と思っていただけたのかなというのは、それだけでありがたいと思います。私は声優で、声に感情を乗せるのが仕事で、声を武器に戦っています。「声だけでつくる」というのは、そこへのこだわりでもあるんです。そのこだわりを理解してくださるチームで良かったなと思っています。

 

■06|“悠木 碧”という楽器はわりとどんな音でも出るので、やってみてくださいって(笑)

──悠木さんのイメージやこだわりを受け止めて形にしてくれるというところでは、レコーディング現場でのお話にも出てきましたが、作曲家さんの力も大きいですよね?

悠木 もちろん!

──その皆さんによる曲ですが、前作『イシュメル』から今回の『トコワカノクニ』と、奇数拍子や変拍子などの凝ったリズムがとても印象的です。

悠木 ああ!そうですね~(笑)。

──ここではない何処か、別世界の雰囲気を生み出しているポイントのひとつに思えるのですが、作曲家さんにはリズムを指定してこういう曲をとお願いしているわけではないんですよね?

悠木 はい。ストーリーやキャラクターのイメージを伝えてあるだけなんですが、皆さんこういう曲を返してくださる(笑)。

──悠木さんご自身も奇数拍子や変拍子をお好きなのではないですか?パーソナリティをなさっていたラジオ番組で拍子の話題が出てきたとき、「なになに!奇数拍子?奇数拍子?」と食いついていたのが印象に残っていまして(笑)。

悠木 好きですねぇ(笑)。四拍子は規則的に横に揺れる感じ。奇数拍子は1・2・3ときて4に進まず1に戻る、そのターンでちょっとつんのめるというか……その謎の転び方をするたび、どんどん世界観に入り込んでいく感覚があるんですよね。

──拍子の話で「謎の転び方」という表現を取り出してくる方に初めて出会いました(笑)。

悠木 はじめまして(笑)。その謎の転び方の引っかかりが、私のイメージする「かわいいだけじゃないかわいさ」につながってくるのかなあとも思うんですよね。「ちょっとひねた癖のあるところもあってのかわいさ」に。そういう意味でも奇数拍子や変拍子はすごく好きですね。

──拍子からそれをイメージする感覚って悠木さん独特のものと思うのですが、それを伝えたわけでもないのに作曲家さんからそういうリズムの曲が返ってくるってすごいことですよね。

悠木 もはや変拍子の方が多く返って来ますもんね(笑)。今回なんかはもう「何拍子なんだこれ?」みたいな曲ばかりで(笑)。曲全体としてのリズムは四拍子なところも歌は奇数で詰め込まれていたり。

──複雑なリズムは本当にうまく使わないと歌いにくく、また伝わりにくい曲にもなりかねません。それをあえて使ってくるのは、悠木さんのイメージを表現するために、作曲家さんも使える手段を全部使っているのかなと思います。

悠木 今回は「声だけで」という難しいテーマにまで応えていただいて(笑)。

──実際に収録された曲を聴くと「 “声だけでつくる”をどう解釈するのか」の幅広さを実感させられます。

悠木  “声だけでつくる”という意味をどういうふうに捉えてくださるのか、作曲家さんごとの解釈も作品の一部にしたかったんです。なので「私の声を好きに使って曲を作ってください」ってお任せしました。

──「悠木 碧の声をどうぞご自由にお使いください」と?

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悠木 “悠木 碧”という楽器はわりとどんな音でも出るので、やってみてくださいって(笑)。皆さんそれに応えてくださって、「使う楽器は悠木 碧の声だけ」という同じ条件になったからこそ、作曲家さんの個性は今までよりもっと出ていると思います。声楽みたいに歌を重ねる。楽器の真似をした声を使って曲を構成する。台詞を素材として重ねて音楽にする。それぞれの解釈で皆さんの色を強く出してくれていてとても面白かったです。

──曲が出来てきて声を入れるときには、悠木さんも作曲家さんの曲その色を大切に表現していくのでしょうか?

悠木 まずは私から「こういうものがつくりたいんです!」っていうイメージを明確に示して、受け止めていただきました。だから次は、作曲家さんが曲にして返してきてくれた明確なものを私が受け止めて、作曲者さんのイメージを形にしてお返ししたいんです。レコーディングのときは「作曲家さんのイメージに近い楽器になろう」って思っていました。

──お互いのイメージを再現し合う関係なんですね。

悠木 っていうふうになれたらいいなと。私名義の作品ではありますけど、いろんなクリエイターさんの力が注がれている一枚でもあるので、その皆さんの色も出していくために私も力を注いでいます。

 

■07|「私5.1chなんてインタビューで語れないよ?」みたいな……って思ってたんですけど、聴いたらぜんぜん違う!

──悠木さんのイメージから始まったものが、皆さんの力も注がれて歌詞や曲という形になりました。いよいよそれを声で表現して具現化する段階に来たわけですね。

悠木 やっとここまで来ました(笑)。

──悠木さんはこれまでの作品でもひとつの歌の中で、たくさんのキャラクターや語り手など、ひとりで何役も演じてきました。さらに今回は、これまでなら楽器が担っていた役割まですべてを声で表現しています。作品における声の表現方法の集大成といった印象も受けました。

悠木 これまでキャラクター同士の掛け合いみたいなものをやってきて、その最終形態として「すべての役割を私が担ったらどうなるんだろう?」っていう想像を膨らませてはいたんです。自分と自分の掛け合いでいろんなキャラを詰め込んできた、その最終形というか、行き着くところまで行き着いたらこうなった、みたいなものを(笑)。

──キャラクターに限ってみても、その振り幅がこれまででいちばん大きい気がします。ええとたしか……

悠木 「マシュバルーン」だと思います(笑)。

──その通りです(笑)。

悠木 あの「ウェー」という声はきのこのキャラクターです。「マシュバルーン」はメロディラインが5線あって、低い音程の方の4線目と5線目はキャラクター性の強いものにしたいって話してて、それでああいう声も(笑)。森の仲間たちがいっぱい集まって合唱しててちょっと笑えちゃう、みたいなイメージです。

──声優としての本領をまさに発揮したその様々な声が横やら縦やら様々な場所から聴こえてくるというのが……横やら縦やらといえばCDの初回限定盤に付くDVDに全曲の5.1chサラウンド音源が収録されるんですよね。

悠木 そ~うなんです。もちろん、CDに収録されているLR、普通の2Mix音源でもこの作品の世界を楽しんでもらえるように作ってあります。でも5.1chを聴いていただく機会さえあれば、「……これを再生できるサラウンドシステムを家に揃えて聴こう」って感じてもらえると思う、それくらいすごい音源です。

──そもそも5.1chをやろうってどなたが言い始めたんですか?

悠木 だ~れが言い出し……でもプロデューサーは最初からやる気だったと思うんですよね。レコーディングのとき「悠木さん!ダミーヘッドマイクを借りてきたよ!」っていきなり言われて。「……何の話?」ってなりますよね(笑)。使ったことはあるけど、あの囁くやつとかしかやったことないみたいな。

──ドラマCDで使われることの多い特殊なマイクですね。人の頭の形でその耳の中にマイクが仕込まれている。シチュエーションとしては例えば、主人公が待ち合わせ場所に立っていたらその背後からヒロインの女の子が……

悠木 「あ、お待たせ~!」みたいなやつ(笑)。

──(笑)。するとリスナーにも、その「あ、お待たせ~!」が背後から聞こえてきて、自分の前に歩いてくるように聞こえるという不思議マイクですが、音楽の収録に使われることはあまりないですよね。

悠木 ドラマCDの経験がまさか音楽の方で生きるとは思ってなかった(笑)。ダミーヘッドマイクの他にも、普通ではないというか、すごく面白い録り方をいろいろしています。いままでの作品もハイレゾで配信されていたりしますし、音にこだわって作ってきた自信はあります。でも今回の5.1chはさらに特別というか、5.1chじゃないと聴けない音もあるんです。

──2Mixだと他の目立つ音の陰に隠れてしまいがちな音が、5.1chだと他の音と重ならない、リスナーの背後からクリアに聴こえてきたりしますよね。

悠木 そうなんですよ!やっぱ違うんですよ。あと何だろうな、浮遊感というか包まれている感みたいなのも確実にありますね。作品が完成してまず普通に2Mixを聴いたとき、私はもう「お~!すごいすごい」って満足してたんですよ、2Mixだけで。でも5.1chの環境を整えてもらってその真ん中で聴かされたとき……何かすごくドキドキ!したんですよ!自分の声だし曲も知ってるし先に2Mix聴いてるし、そんな改めて感動するかなって?それに「私5.1chなんてインタビューで語れないよ?」みたいな……って思ってたんですけど、聴いたらぜんぜん違う!

──今まさにインタビューで語っていただいております(笑)。

悠木 まだ続きますよ(笑)。前から来た音が後ろの壁から跳ね返って聴こえて来て……みたいな音の飽和状態のようなものが起こるんですよ、この作品の5.1chの音源を5.1chのシステムの真ん中で聴くと。そうなったときにそれが全部人の声なんですごい情報量になる。っていう飽和がさらに大きな飽和へと連鎖していって……もうとにかく5.1chシステムの真ん中で聴いたときの感動は、音にそんなこだわったことのない人でもあの真ん中で聴けばわかる!すごさが!

──悠木さんが「飽和状態」と表現したそれを起こすために、エンジニアさんやプロデューサーさんは音を緻密に完璧に作り込んだのでしょうね。

悠木 またエンジニアさんたちのこだわりが半端なくって! 5.1chにって本当にプロの職人じゃないと全部きっちり調整することもできないと思うんですけど、それが完璧にされていて、そのこだわりの一個一個まで届いてきます。作曲家さんの「ここは音を重ねて厚みを出して、次のここは音を抜いて突然静かにして」みたいな狙いも、5.1chの方が絶対わかる。「こんな違うんだ!」って私も感動したんです。

──5.1chシステムを整えれば、悠木さんが5.1chの真ん中で感じた飽和状態、こだわり抜かれた音をリスナーも体験できるわけですよね。悠木さんの世界をその真ん中に飛び込んで共有したい。そう願うファンの方にとってすごく魅力的な音源だと思います。

悠木 例えば私のイメージでは、このキメラって赤ちゃんみたくミルクの匂いがするんですね。「鍵穴ラボ」の研究室はちょっと焦げた匂い。そういう匂いや室温まで皆さんに届くんじゃないかって思うくらい、音のプロが音にこだわって作ってくださったものなので、自信を持っておすすめできます!

──しかしそのすごさをこうも力説していただくと、「でも予算や部屋のスペースの都合で5.1chの導入はうちでは無理だよ~」というリスナーの方は残念に思うかも……

悠木 そ~れが実はですね!さっき「普通の2Mix音源でもこの作品の世界を楽しんでもらえるように作ってあります」って話したじゃないですか?そこにも秘密がありまして。

──といいますと?

悠木 この作品の2Mix音源は、完成させた5.1ch音源をビクタースタジオの5.1ch再生システムの真ん中にダミーヘッドマイクを置いて録音したものなんです!

──……え?この作品、2Mixを作りました、それとは別に5.1chも作りましたっていう制作の流れじゃなくて、5.1chをまず作って、しかもそれを2Mixに落とし込むときにも、ダミーヘッドマイクを使っているんですか!?

悠木 そうなんです!ダミーヘッドマイクは声の録音でも活躍してくれたんですが、2Mixの制作では活躍どころか彼が主役と言っても過言ではない(笑)。私が聴いたのと同じ5.1chの真ん中にダミーヘッドマイクも置かれたと。ですので2Mixも、スピーカーで聴いていただくと特に、5.1chの真ん中の雰囲気が、ちゃんと感じられるように作っていただいてます!

 

■ 08|だから作品に抽象的な部分を入れておいて、みんなの反応をほしがってたりというのも実はあります(笑)

──そうして悠木 碧の“声”だけの音楽作品が完成された……ここまででも充分すぎるほどの濃厚なお話をいただいているのですが、映像でイメージを表現するミュージック・ビデオも悠木 碧作品において重要なものかと思います。今回はリードトラック「レゼトワール」がミュージック・ビデオとして映像化されていますね。

悠木 「レゼトワール」のMVでは、近くで見たときの気持ち悪さみたいなものをテーマにしました。ファンの方々は多分、悠木 碧に好感を持ってくださっていると思うんですけれど(笑)、そんな好感をいだいている女の子もここまで極端に近くで見たら「うわ気持ち悪い!」ってなると思うんですよ。……と思っていたんですが(笑)、ファンの皆さん優秀で(笑)、ショートバージョンを先行公開しましたら「エロスを感じる」とおっしゃっていただけました(笑)。意外ではあったんですが、言われてみればたしかにフェチ感というか……

──例えばパーツフェチ的な観点から、あの口の超接写を見たら……

悠木 ねえ(笑)。あんなに近くで粘膜が見えるまで寄って(笑)。

──特殊なカメラでの撮影なんですか?

悠木 もうすごい超ーーっハイスペックなスタビライザーの入ったクレーンカメラで。

──あれほどの超接写だと小さな揺れでも目立つから、クレーンの揺れを抑え込むスタビライザー装置が強力なものではないとダメなんですね。

悠木 じゃないと映像も揺れちゃう。だからすんごーいスタビライザーの入ったクレーンにものすごい高感度の接写カメラが付いていて、目の前数センチの距離から撮ってます。

──遠くから望遠でアップにしてるんじゃなくて、カメラのレンズが本当にあの距離感なんですね。

悠木 カメラマンさんはクレーンで操作してるんで、むしろすごく遠いんですけど(笑)。そうやって作ったすごい不思議な、「なんでずっとこんな近いの?なんでずっと?」っていうもやもや感に苛なまれるMVです(笑)。それを見て「気持ち悪い」って感じてもらってもいいし、「セクシー」って感じてもらってもいいし、「意味わかんない」って感じてもらってもいいし。それぞれ違う反応を返してくれるのがもう面白くて。「これ見てどう思った?」「私は気持ち悪いと思ったよ」っていうのをわかってやってるっていう。

──いまお話しさせていただいていても、悠木さんは自分の考えや意図をしっかり伝えたいという意識の強い方と感じます。それでいて、作品として出したものはもう自由に受け取ってくださいというお任せっぷり。そのコントラストが気持ちいいですね。

悠木 作品をつくる側としては伝えたいイメージを全員で明確に共有できていないと、そのイメージを伝えられる作品をつくれないと思うんです。インタビューも私の伝えたいことをまずインタビュアーさんに明確に伝えないと、読んでくださる方にきちんと伝わる記事はできませんよね。

──その通りです。

悠木 なのですが、完成した作品を皆さんがどう受け取ってくださるのかとなると、私が思いもしなかった反応をいただくことも含めてすごく楽しみなんです。

──「気持ち悪い」MVを作ったつもりが「エロスを感じる」という反応が返ってきても(笑)。

悠木 そうそう(笑)。とはいえ、私が「それはない」って思うような受け取り方をされることってほとんどないんです。それどころか、歌詞からアートワークまでパズルのように組み合わせて深読みしてくださったその解釈に、私の方が「それもありだな」って思わされちゃうこともなくはない(笑)。すごく一生懸命に聴いてそれぞれに受け取ってくださるんです。だからすごく楽しみ!

──聴いてくださる方々への信頼があるからこそ、その反応を楽しみに様々な作品を投げかけることができるのでしょうね。

悠木 みんなの反応が刺激となって、また新しいものをつくりたくなったりするんです。だから作品に抽象的な部分を入れておいて、みんなの反応をほしがってたりというのも実はあります(笑)。そういうアートというか、コミュケーションって面白いじゃないですか?中には、私の投げたボールをキャッチしてくれてはいるんですがなぜか背面でキャッチ!とか、一回転してからキャッチ!みたいな方もいるんですよ(笑)。でもすごいバシーッてキャッチしてくれてる。私、それを期待してたりもするんです(笑)。……あ、真っ正面でキャッチしてくれるのも、もちろん大歓迎ですよ!(笑)。

 

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■悠木 碧『トコワカノクニ』の作品レビューこちら

 

アー写

悠木 碧
4歳の時に子役として芸能界に入り、2003年に声優デビュー。2008年には『紅』で初めてヒロインを演じ、その後『夢色パティシエール』や『ポケットモンスターベストウイッシュ』など多くの主要キャラクターを演じるようになった。2011年に主演した作品『魔法少女まどか☆マギカ』が大きな話題を呼び、各賞を受賞。本人も19歳という若さで第6回声優アワード主演女優賞を受賞。

2012年3月にソロアーティストして音楽活動を開始し、デビュー・ミニアルバム『プティパ』をリリース。2013年2月には2ndプチ・アルバム『メリバ』を、2015年2月には1stフルアルバム『イシュメル』をリリース。そして2016年12月14日には、3ndプチアルバム『トコワカノクニ』をリリースしている。

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悠木 碧 オフィシャルサイト

 

通常ジャケット悠木 碧
トコワカノクニ

FlyingDog
2016.12.14

FLAC・WAV 96kHz/24bit

ハイレゾ版はこちら

e-onkyo music
groovers
mora

 収録曲

 1.アイオイアオオイ
   作詞:藤林聖子 作曲・編曲:bermei.inazawa

 2.サンクチュアリ
   作詞:藤林聖子 作曲・編曲:inktrans

 3.マシュバルーン
   作詞:藤林聖子 作曲・編曲:bermei.inazawa

 4.鍵穴ラボ
   作詞:藤林聖子 作曲・編曲:inktrans

 5.レゼトワール
   作詞:藤林聖子 作曲・編曲:kidlit

 6.マシロキマボロシ
   作詞:藤林聖子 作曲・編曲:bermei.inazawa